GLAYの新曲『元号』が配信されました。
思えば平成というのはGLAYの生きた時代です。
昭和という時代に彼らを抱えて走ったお母さん達がいて、
平成6年にデビューしたGLAY。
令和に変わる年にデビュー25周年を迎えるGLAY。
そんなGLAYが元号をどのように歌ったのでしょうか。
曲調はGLAYに珍しい6/8拍子です。GLAYの6/8拍子といえば『君に会えたら』です。東北の震災で失われた多くの命を歌ったあの曲。TERUがレコーディング以降、二度と歌いたくないといったあの曲。東北EXPOで「みんながいるなら歌える」といって歌ってくれたあの曲です。
メッセージ性が強く、詰め込まれた歌詞が深いです。
そして偶然かわかりませんが、平成初期の篠原涼子の『もっともっと・・・』と似ています。平成の歌という感じでしょうか。
BメロになるとGLAYらしいメロディーになりますが、平成や昭和という元号が頻繁に登場するのは、少し違和感もありますがこれはこれで面白い。
サビでは昭和を振り返り、戦争を思い起こさせる歌詞です。
流れゆく時代を振り返ることの重要性を感じますね。
元号が変わるということは時代が変わるということ。この感覚を持っているのは世界でも日本人のほかにあまりいません。そもそも元号というものを国の文化になるほど重要視しているのはおそらく日本だけです。中国も元号は清で終わっています。
その元号の変わり目に時代を振り返り、時代とは何かを考えさせるきっかけになる曲だと思います。
GLAYファンにかかわらず、多くの人の耳に届きますように。