EXPOビデオを見て、シリアスに東北に思いを馳せる

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昨日のみーさん☆さんの長崎レポはご覧になりました?非常にリアルで「よくこんなに覚えているな!」とビックリしましたし、管理人の私も書いたことのないほどの文字数。思いを沢山吐き出してもらえて、サイトを運営している私としてはこんなに嬉しいことはありません。

皆さんも是非遠慮なさらずにライブレポを投稿してみてくださいね。分からないことがありましたらTwitter(@glaylife_com)やメール(saakun.andoh@gmail.com)にお気軽にご連絡ください。

さて、今日はちょっとシリアスに管理人安東の考えを述べたいと思います。

GLAYが繋いでくれた東北とわたし

東北に無頓着だった私

この話は、私の人間としての器の小ささを露呈する記事でもあります。書いていて自分を情けなく思いながらも、でもありのままの自分を出すべきと思って書いています。特に被災された方や大切なものを失われた方にとって、この文章は暴力的ですらあるかもしれません。不愉快な思いをされた方には本当に申し訳ありません。

私は震災の日、浦安で仕事をしていました。夜まで電車が動かず、寒い中駅のホームで待っていました。やっと終電で地元に到着し、エレベーターの止まったマンションを19階まで歩いて登ってようやく帰宅。当時コンサルとして多忙であり、恋愛も上手くいっていなかった私にとって、遠くの知らない人の心配よりも、自分のことで精一杯でした。

自分を擁護するわけではないのですが、人間にとって自分の知らない人のことを本気で心配するのって、とても難しいと思っています。シリア情勢の問題で多くの人が空爆やテロで犠牲にあっていても、知り合いでもいない限りは中々自分事として心配することが出来ません。でも同胞である日本人が危険だというニュースが流れると、心配する。(湯川さんについては賛否両論ありましたが)

で、私にとって東北の大震災がその様な感じでした。私自身、ほとんど東北にゆかりが無かったということも関係しているかもしれませんが、被災地を心から心配することが当時の私には出来ませんでした。
多くの友人が東北復興のボランティアに行っていましたが、私は一度も行くことが出来ませんでした。腰が上がらなかったのです。

もともと頑固な性格の私。一度自分の中で「東北よりも自分のことをちゃんとしよう」と心を決めてしまうと、なかなか行動を切り替えることができないのです。

自分を変えたきっかけは長居スタジアム

一つ目の転機は長居スタジアムでした。

当時Facebookに上げた私の感想がこちら

TAKURO(HOTEL GLAY総支配人)がライブ開始を告げるスピーチで「50000人の愛をここにあつめて、東北に飛ばしましょう」と言った。僕はその言葉を真剣に受け止めて、歌いまくった。「あっ、いま、僕、壊れてる」そう自分でも気づくくらいがむしゃらだった。

東北に愛を飛ばすなんて、僕にとってはワケわかんない言葉だけど、彼らならそれを実行すると確信してる。だから僕は僕のできる「GLAYへの愛を飛ばすこと」をやりきった。

GLAYはよく愛という言葉を使う。このクサいと言われそうな言葉に、僕だけじゃなくて、ファンはみんな真剣に向き合う。そんなGLAYとファンの関係、僕は凄く好きなんです。

この時、TAKUROが言った愛の意味を私はよくわかっていませんでした。それは東北の人が何に困っているのか、何をしてさしあげたら喜ぶのかを考えて来なかったからかも知れません。でも上に書いたとおり、GLAYに託す!と決め、本気でGLAYに向けて愛を届けました。そして翌日に発表された東北EXPO。私の中でうまく消化できておりませんでしたが、胸がとても高鳴ったことを覚えています。

次のきっかけは東北6県ツアー

東北6県ツアーの名取に参戦しました。その時、仙台に住んでいるGLAYERの友人に被災地を案内してもらいました。そこで初めて、まだ復興しきっていない湾岸部を見、そしてそこにどういう人達が住んで、どんな生活をしていたのだろうかと自分の頭にリアルに震災前の風景が蘇りました。東北の震災が初めて自分事になった瞬間でした。

EXPOでやっとわかった気がする

そしてEXPO当日。それまでは楽しいライブでしたが、BibleのイントロでTERUが涙で歌えなくなってしまって、「悔しいよね」と。この悔しいよねの意味を考えると、さらに震災で大切な人を失った方の気持ちが自分に重くのしかかって来ました。そして辛さを乗り越えてこのEXPOに足を運んでいる人、震災で無くなってしまった方の遺影をお持ちになってGLAYを見せてあげている人、周りにいる沢山の被災された方を見ると、「なぜあの時ぼくは手を差し伸べられなかったんだ」と強い自分への怒りがこみ上げてきました。GLAYは当時から積極的に支援活動をしていたのに、自分はなぜ気づけなかったのかと。

Bibleのラストの「届いて あなたへ」でTERUが「本当にお前ら届くのかよ!届くのかよ!本当に届くのかよ!もっともっと、届けてくれ!」

で、「TERUはもっともっと届けようとしている。自分はまだ全然足りない」と思い、喉なんか枯れても良いから届けないといけないと死に物狂いで歌いました。もはや理屈を抜きにして、東北で大変な思いをしている人、亡くなってしまって空で見ている方々に何かを届けないといけない、そんな気持ちで歌い切りました。

「君にあえたら」の歌詞

涙ひとつ見せず大きな悲しみ乗り越えたあの人に
『僕は夢がある』と旅立ちもう二度と帰らないあの人に
キツイ仕事それでも毎日毎戦ってるあの人に
泣き止まない子供をあやしながら空を見上げていたあの人に
いつまでもいつまでも娘の帰りを待ってるあの人に
あなたを産んでくれたかけがえのない優しい笑顔のあの人に
あなたの誕生を誰よりも誰よりも誰よりも喜んだあの人に

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ここに出てくる「あなた」はどれも当たり前の日常生活を送っている人たちです。その人達が急にいなくなってしまう。そんな苦しみと辛さが、メンバーが本気で演奏しているあの場で聴き、自分に強く刺さりました。

GLAYが居たからこそ東北の人たちの痛みを考えられるようになりました。これまでの弱い自分から少しだけ成長できた気もします。それ以降なんだか人に優しくなれるようになった気もします。

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これらの記事を書ける、そんな思いになれたのも私の中での心境の変化から来るものだと思います。

私はあの場に居合わせた者、そしてGLAYファンとしての使命感のようなものを感じていて、GLAY EXPO2014で行われたこと、GLAYのメンバーがどのような想いで作った祭典だったのか、これらをしっかりと周りの人に伝えていきたいと思います。

私自身が「感動」しただけではダメなんじゃないかと。これを周囲の人に伝播させていくことで多くの人に彼らの想い、東北で辛い経験をした人への僅かながらの支えになるのではないかと、そう思っています。

友達を家に呼んで鑑賞会をしたりBlu-rayを貸してあげたり、そんな形で多くの人に伝えていきたいなと思います。

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