僕ら今、物価高に苦しんでるじゃないですか。色々原因はあるわけですよ。
- 世界と比べてコロナ禍の終わらせ方に失敗した(世界は反動で好景気になったのに日本はなれなかった)
- ウクライナ戦争によるエネルギーの高騰
- 円安
世界中でインフレになっていて、日本もその煽りを受けて物価高になっている。日本はずっと景気が上向かないまま、(需要拡大や賃金上昇ではなく)外的要因による物価高を受け、それになんとか追いつくように頑張って賃上げしようとしているけど追いついてないよね、というきつい状況です。社会の授業で習ったけどよく分からなかった、スタグフレーションというやつですね。
で、僕ら目先の生活とか物価のことは日々頭に浮かぶわけですが、僕らGLAYファンにとっては2016年約束のベネチアがあるじゃないですか。ベネチアのことを考えるときにはベネチアの物価がどれくらいあがっているのか、そして日本円とユーロの為替の関係を考える必要があります。
で、詳しくは以下に書きますが、何が言いたいかというと
まじで日本政府、なんとかしろ
ということ。2016年に「10年後にベネチアでライブをやりたい」と無垢に語ったTERUさんの夢をファンが楽しむためには、日本人の賃上げや円安の解消が必要です。2016年から2020年のコロナ前まではずっと横ばいだったのに、コロナ禍中とコロナ後に経済が上向いたイタリアと横ばいの日本で大きく差が開きまくっている。これはコロナのせいで、とかじゃなくて日本政府のせいと言わざるを得ません。
色々考えると難しくなるので、今回は消費者物価指数と為替の2点に絞って書きます。
消費者物価指数とは
消費者物価指数とは、一般の人々が日常的に購入する一連の商品やサービスの価格変動を表す指標です。これには食品、住宅、交通費、エネルギーなどが含まれ、物価の変動を追跡するための重要な経済指標です。
イタリアの消費者物価指数
イタリアの消費者物価指数はここ10年で緩やかに上昇しています。たとえば、ハンバーガーの価格は2014年から2023年までに約21%上昇し、2016年以降は急激な上昇が見られます。これは物価上昇の傾向が加速していることを示しています。
日本の消費者物価指数
日本の消費者物価指数も緩やかに上昇しており、ハンバーガーの価格はここ10年で約8%上昇しました。特に2016年から2023年にかけては、物価が緩やかに上昇していますが、イタリアに比べると上昇率は低いです。
日本とイタリアの物価
為替レートを考慮せずに比較すると、日本とイタリアの物価指数の推移を見ると、イタリアの方が物価が高い傾向があります。イタリアでは、物価が日本に比べて高く、同じ商品やサービスを購入する際にコストが高いことがわかります。
為替の推移
為替が円安になると、日本円で計算したイタリア旅行費用は増加します。たとえば、1ユーロが100円から150円になると、同じ金額でユーロを交換する場合、日本円で計算すると50%増加します。これにより、イタリア旅行が日本から見て高くなります。
総合的にどれくらい高くなるのか
イタリアの物価上昇と円安の両方を考慮すると、2016年から2023年の間にイタリア旅行の値段が大幅に上がることが予想されます。例えば、3泊の旅行をする場合、2016年に比べて物価が約21%上昇し、為替レートが約50%円安になるため、実際の旅行費用はかなり高くなるでしょう。具体的な金額については、旅行の内容によりますが、相当な増加が予想されます。
せっかくイタリアに行くから家族で何泊もしようかな、とか思うと結構な金額になります。わかりやすく100万円と仮定してみると、2016年に100万円で計画していた場合、2023年に同じ旅行をするために必要な金額は以下のようになります。
- イタリアの物価上昇による増加:物価指数の変化から、物価が約21%上昇していると考えます。
100万円 × 1.21 ≈ 121万円
- 為替レートの変化による増加:為替レートが円安になり、1ユーロが150円になると仮定します。これは50%円安です。
121万円 × 1.5 ≈ 181.5万円
したがって、2023年に同じ旅行をするためには約181.5万円が必要となります。2016年の100万円から2023年までに、旅行費用が大幅に増加することが分かります。