Hospital pm9で入院してるのは、TAKUROの息子

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この曲はTAKUROの息子が3歳だった時に喘息で入院してしまい、その時に感じた辛さや自分の弱さを歌にしたもの。

TAKURO曰く「その時の胸をえぐられるような感じって、自分のどんな失望よりも失望感がある。フラれたとか、仕事が上手く行かないとか、そういうレベルではない。無力さとか脱力感というか、今までのどんな題材よりも歌の題材としてふさわしいと思った」とのこと。

曲からも言葉では表現しづらい、得も言われぬ感情がひしひしと伝わってきますよね。
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曲全般について

AメロのTERUのかすれる様な優しさあふれる裏声と、イントロから右側で聞こえてくる鈴を叩いたような甲高い音がもの悲しさを演出しています。特にこのコンコンと言う音、冬の冷たい風のようにも聞こえますね。

このコンコンという音、かなり不規則なのが面白いんです。はじめは規則的に同じタイミングで鳴っているのですが、不規則になると「あれ、そこで鳴らないの?」とか「そこは一回なの?」とグイグイ引き込まれます。

1番についてはギターは使われておらず、ベースが良い仕事をしています。「窓辺に映る」や「何を頼りに」の部分でベースで高音を出した音が聞こえてきます。ピアノとベースだけで世界観を作り出している曲って、GLAYの中ではかなりめずらしいです。

2番に入ってもギターは料理で言えば最後のスパイス程度なんですよ。1サビが終わってから2番Aメロが始まる間でTAKUROが泣きの感情を表すようなギターを鳴らしAメロではそのまま曲に彩りを与えるようにギターを弾いています。

曲の味付けじゃないんですよ。あくまでスパイス、彩りという感じです。

TERUの歌の説得力と歌詞がメインで、ギターを目立たせたくないのだと思います。

HISASHIに至ってはラストのサビまで全くの音沙汰なしですからね。ライブではどうなのか少し気になります。HISASHIはずっと何も弾かないのかしら。

ラストの盛り上がり→アウトロ

同じくの人が多いかと思いますが、この曲でグッとくるのが最後の「ただ抱き寄せてーー」というところ。TERUの力強い歌声にとてもグッときます。終わりかけのビブラートも良いですよね。ライブで聴けるのが一番楽しみな曲です!

そしてアウトロでは忘れていたコンコンという音が帰ってきます。ラストのサビでとても盛り上がったのですが、この曲がシリアスな歌だということを再認識させられる瞬間です。

シリーズ展開している「MUSIC LIFE」の聴きドコロコーナーもいよいよ終盤に差し掛かってきました。引き続き頑張ってまいりますので、皆様応援よろしくお願いいたします。

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