超音速デスティニーの感想と解説をギタリスト目線でお届け

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さあ、幕張ライブが今月末に迫ってきました。無事皆様チケットは取れましたでしょうか。まだ取れていない方のためにも、チケットの追加があることを心から願っております。

さてタイトルにある超音速デスティニー!片仮名でデスティニーと書くことがあまりなくて、なんとなくデステニーと書いてしまうのは私だけでしょうか。Destiny=運命ということで、JIROの運命論と重ねているのかなとも思ったのですが、私だけでしょうか。

音楽的マニアックに超音速デスティニーを聴いてみよう!
まずはイントロ!

私、はじめ超音速と聞いてオアシスのSuperSonicが出てくるのかQUEENのDon’t Stop Me Now!が出てくるか、はたまた超ハイテンポの曲が来るのかと思っていましたが全て裏切られました。

イントロはとてもサイコというか怪しげというか、明るいか暗いかで言えば暗い方の雰囲気をかもし出しています。でも暗いよりはやっぱり怪しいという感じですね。最後のギターユニゾンで一気にGLAYっぽくなります。あと、ここのJIROのベースがまた妖艶な感じのむむむっという感じが良いですね。

そしてこのGLAYLIFE.comでは何度も取り上げていますが、最近のGLAYはリズムずらしで聴き手をグッと引き込むんです。亀田さんと曲作りを始めたころからかなあ。

いわゆる8ビートって8分音符を基本に考えるリズムですが、

12345678
12345678
12345!
12345678

みたいに8分音符を8個まるまるカウントしなかったりということがよくあります。(ちなみに上の例はJUSTICE [from] GUILTY)のAメロからBメロへ切り替わるところ)

で、この超音速デスティニーではちょっと様子が違うんです。イントロからAメロに入る部分で、同じようにリズムの工夫で「おっ」ととなるのですが、リズム自体はいじってないっぽいい。イントロのはじめからワン,トゥー,スリー,フォー,ファイブ・・・・と8つ刻みでリズムを取ってると、イントロからAメロに移るところで一瞬おっとなるのですが、めげずにカウントを続けると「マスクが笑う」くらいのところで「あっリズムが気持ちよくなってきた」と元に戻るのです。TAKUROのパンク風なリズムギターのリズムと調和してくる感じ。

じゃあなぜこのリズム崩しが発生しているかというと、絶妙なところでドラムのスネアを叩いているからです。さっきのリズムでいえば8.5くらいのところでダダダンと入れてくるもんだから「ちょっと、聞いてないよ!」とリズムのズレを感じるのです。でも蓋を開けてみるとドラム一つでそう錯覚させられただけなんですよね。なんて不思議なマジック!

ssd

Aメロ

ヘッドフォンで右側から聞こえてくるのがTAKUROのギターですね。音を歪(ひず)ませたうえで、自分の手の側面を使って弦の振動を抑えるように弾くとこういう風に刻むような音がでるのです(これをブリッジミュートと言います)。でもここまでパンクロックの様に歪ませてハッキリと聞こえるように鳴らすのはGLAYの曲では珍しいです。そしてAメロの後半から飛び込んでくるHISASHIのフレーズ。なんだか子犬が散歩に出てうれしくて飛び跳ねるような楽しげなフレーズじゃないですか?一音一音でAメロのフレーズを奏でるのは、確か、、、曲名が思い出せない。

サビの歌詞が「おーいぇーいぇいぇいぇい!いぇーいぇいぇいぇい!」のやつw思い出したら書き直しますw BLASTですね!失礼しましたw Aメロのラストはちょっと不思議な余韻の残るギターフレーズで、これも素敵ですねえ!!

Bメロ

なんだか不思議なBメロ!ノビの良いAメロのラストのイメージから打って変わって、重々しいダダダダ!という伴奏に、重厚感のある歌詞をTERU叫ぶように歌う。「慟哭にも似たSilence」という歌詞がHISASHIっぽさ前回で好きです。

慟哭:声をあげて激しく嘆き泣くこと。
Silence:沈黙

ですからね。

さて、重々しい雰囲気のBメロが一変して「歴史と次元が歪む時を越え」が、急速にサビへの盛り上がりとなるようなワープゾーンのような役割を担っています。非常にメロディアスなTERUの歌の後ろをついていくようなHISASHIのフレーズと、ラストの「キーン」というピッキング・ハーモニクスの融合の素晴らしさですよ。はあ、力が抜けそうになります。

サビ

さて、ここではリズム狂わせがありますね。

12345678
12345678ときて123456→サビ

になっています。良く注意して聞いてみてくださいねー!

GLAYでは珍しい掛け合いのサビ。ライブで非常に盛り上がりそうです!ここで注目すべきは両サイドから聴こえてくるTAKUROとHISASHIのギターです。TAKUROが伸ばすようなギターの弾き方をしているときにHISASHIが刻んでいたり、その逆だったり、お互いギターをジャキジャキ刻んでいるのだけど刻むリズムが左右で微妙に違うという。このツインギターの掛け合いは正にGLAYの真骨頂といえるでしょう!

TVサイズはここまで!Full Versionが聴けるのが楽しみでございます。

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